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プロフィール

鷹山あきら

Author:鷹山あきら
旧自立支援法の介護屋でした。重度知的障害者の方への、地域日常生活支援をしておりました。

本人は先天性心疾患があり、近年、急変。
先天性大動脈弁膜症・弁閉鎖不全・弁狭窄・二尖弁の悪化で、2010年7月に人工弁置換済み。最重度の身体障害者になりました。

ずっと障害者総合支援法の介護屋を続けたいと思いましたが、不能になりました。

妻は精神障害者で、寝たきりに近い状態です。
様々な支援者の方に助けられ、私たち夫婦は何とか生活しています。

2014年1月、やむなく(障害年金だけで生活は出来ません。フルタイムでは私は働くことが不能になりました。)病院の看護助手のパートに切り替えました。2015年1月、老健の通所に切り替え、2016年3月、老健も不能になり、仕事探しに苦慮しています。障害者って、使いにくいのですかね。どこも1年ほどでお役御免になってしまいます。


日々こもごも。色々な雑談を。

LOVEROGからの引越しです。(妻は元SEなのです)



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こんにゃくゼリー
また、こんにゃくゼリーを乳幼児に食べさせた為の死亡事故があったそうですね。痛ましい事で、こんにゃくゼリーの適切な利用方法について、知らない人が多いのでは?と思い、私なんかが書く事じゃありませんが、ちょっとごちゃごちゃ。

ゼリーは基本的に「溶ける」ものです。凝固に何を使っているかによって、溶け方は違いますが、寒天、ゼラチン、コンスターチなどを使っているものは、「溶け」ます。だから、まあ、つるん!と喉を通らないという事はあまり多くありません。体温で溶けますからね。少々詰まりかけても溶けるためになんとかなります。

こんにゃくゼリーは最初のネーミングが悪かったのかも知れませんが、ゼリーじゃないんです。こんにゃくなんです。こんにゃくは溶けません。だからつるん!と喉は通りません。一般のこんにゃくと同じです。だからゼリーだと思って食べてはいけない人があります。

乳幼児、お年寄りなどですね。
意外に知られていないかも知れませんが、知的障害者の方にも食べさせません。餅より怖いです。軽度の方になら説明したうえで食べていただく事は差支えないと思いますが、私どものGHでも絶対に出しません。危険性が認知できないからです。万一詰まった場合、こんにゃくゼリーは餅が詰まるよりも取り出しにくいんです。そうこうしているうちに、素人が救急救命措置で取り出せる限界を超えて喉の奥深くにがっちり詰まってしまいます。

人間、5分呼吸が止まったら、普通はアウトです。
運良く生命取り留めたとしても、大きな後遺症が脳に残る場合が多いです。5分なんて素人が対応していたら、あっという間に経ってしまいます。


こんにゃくゼリーって、最初のネーミングを確たるすべきだったのかも知れませんが、今さら商業名はともかく一般名は普及し過ぎて変えようがないでしょうしね。「フルーツこんにゃく」であったら、もう少し違ったかも と思うのですけれど。

厄介な事にこんにゃくは弾力があります。喉に詰まったら、喉に対してぴったり貼りつきます。そして喉に対して圧力をかけます。詰まった本人さんは反射的に息を吸おうとするので、減圧になります。ますます喉の奥に詰まります。

こうして事故が絶えないという事になるのです。

意外に怖いものに食パンがあります。私どものGHには丸のみをする方があります。嫌いな物は舌で押しつぶして丸のみします。食パンもあまり好きではない?みたいですが、ライ麦などの雑穀が混じっているものは徹底的に嫌いで、絶対に丸のみ。この方の凄い?身体能力は、嫌いな物は丸のみしたうえで、逆流させて嘔吐を意図的にやることです。

という事は…
意図的に嘔吐するのですが、やり損なって?嘔吐できない時もある訳ですよ。嘔吐できないくらいなら可愛いですが、(ああ。勿論、そういう意図的な嘔吐だの、丸のみだのは、悪い事である、噛んで食べなさいという事は教えています。そうじゃなくて、やっちゃった時の危険性の話です。)やり損なっているのに逆流が中途半端に起こったら、詰まります。

食パンも意外に詰まると膨らむので厄介で、私、高齢者施設に在籍していたことがあるのですが、その時、吸引機と婦長さんが出てきて、ベテランの職員さん全員が走った という事故を目撃しています。(私は入りたてのぺーぺーでした。その後高齢者対象は合わない事が身にしみたので、ほんのしばらくしか在籍しませんでしたけど。)

私どものGHの丸のみさんには、斜めにカットした食パンを出しています。彼は嫌いな物は押しつぶすかわざとむせる様に丸のみするのですが、まとめて詰め込むので、カットしてある方がいくらかまし。で、彼には嫌いなライ麦パンは絶対に出しません。事故が起こるのは時間の問題だからです。

同様に、ゼリーを食べさせたい時に、こんにゃくゼリーを食べさせてはいけません。本人さんが自覚できない人、身体的に難しいところがある人、には食べさせる必要がないものです。(除く:身体障害で嚥下障害のある方で、ご本人が確実に自己表現でき、ご本人自らの意思で食べるものを選べる方の場合は、この限りではありません。危険を認知したうえでご本人が食べる事を選択される場合には、私は尊重します。事故には備えますけれどね。)

介護職ですから、一応の救命措置は行えますし、実際にパンを喉に詰めた高齢者の方から詰まったパンを取りだした事もあります。けれども、こんにゃくゼリーは嗜好品ですし、まして乳幼児などには食べさせる必然性が全くありません。パンはわかりますよ。主食ですから、あり得るでしょう。やわらかく煮るとか、小さくちぎるとかすれば、大丈夫でしょうし。

なんで、食べさせる人がわざわざこんにゃくゼリーを食べさせるのでしょう?乳幼児の場合は以前は保育園のおやつ なんて言う、プロにあるまじき事がありましたけれど、今回の事は、どうやらお母さん?かご家族のようですね。

メーカーの製造責任の話に良くなるのですが、メーカーはダイエット需要などの判断のできる大人に対してのニーズでこんにゃくゼリーを作っています。ダイエットに効果があるかどうか はともかく判断のできる大人が欲しいと思うから、商品があるんです。それを乳幼児、高齢者の方で判断出来ない方、身体的能力で対応できない方、もしくは知的障害者などで判断の出来ない方に好んで与えたのは、与えた人の責任です。メーカーには責任ありません。これだけ事故が起こっているのに、何でしかも冷凍して与えるんでしょう?

我々健常者の場合には、ゼリーとこんにゃくゼリーは実は無意識に区別して食べています。区別して食べていなかったら、誰でも事故が起こります。そしゃく能力よりも判断能力があるかないかで、危険度が格段に違います。

もうこんな事故は起こらないでほしいんです。

私どものGHの方で丸のみをする人は一人で、他の方は咀嚼能力に不備はありませんが、重度の知的障害を持たれた方々なので、私たち世話人の責任として、絶対にこんにゃくゼリーは出しません。これは障害者差別ではないです。支援者の安全管理責任です。
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